はじめまして。
本日からこのスペースをお借りすることになった、増本 有加里と申します。普段は個別指導塾の講師として、小学生から高校・既卒生までの文系教科を担当しております。
このブログでは「ビジネスに活用できる古典知識」を皆様にお伝えできたら、と思っております。学生時代を思い出しながら、気楽にお付きあいいただけましたら幸いです。
さて。今回から数回にわたって、テキストとして『孫子』を取りあげます。
『孫子』は、今から2500年前に書かれた兵法書です。このテキストは長い時間を経て、古今東西、様々なリーダーたちに愛読されてきました。日本では武田信玄、ヨーロッパではナポレオンが特に有名でしょうか。
今日は導入として、そもそも『孫子』とはなにか、をお話します。
『孫子』とは、中国・三国志の時代に書かれた戦争マニュアルです。紀元前500年に、呉の国の孫武によって書かれたのではないか、といわれています。何分古い時代のことなので、正確な成立年代、作者は残念ながら分かっていません。
『孫子』では、戦略の立て方、人の動かし方について13項目にわたって説明されています。その全体を見てみましょう。
- 計篇 – 戦いは一大事です。慎重に!
- 作戦篇 – 戦争は計画的に。
- 謀攻篇 – 戦わずに勝て!
- 形篇 – 守備と攻撃、それぞれのフォーム。
- 勢篇 – 実際のフォームはどうなのか。
- 虚実篇 – イニシアティブをとれ!
- 軍争篇 – 消耗戦は損。
- 九変篇 – 戦局の変化に対応するための9つの手立て。
- 行軍篇 – 兵を進めるにあたって。
- 地形篇 – フィールドに合わせて、戦い方を変えなさい。
- 九地篇 – 9種類のフィールドと、それにあった戦い方。
- 火攻篇 – とにかく火攻め。
- 用間篇 – 情報第一!
簡単ではありますが、以上が『孫子』の全てです。コンパクトでしょう?けれども、コンパクトにまとめられている分、内容は難しいのです。
次回からは1項目ずつ小分けにして、中身をご紹介します。ご期待ください。
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